サハラ砂漠
マラソンチャレンジ
2017

今井紀明はサハラ砂漠マラソン完走に挑戦。サハラ砂漠マラソンは、世界最大級の砂漠サハラ砂漠を衣食住にかかる全ての必要な物資を背負い、7日間約250kmを走るレースです。今井紀明は様々な事情で生きづらさを抱えて生きる日本の若者をサポートするため、完走を目指しました。

元吹奏楽部。体力ゼロ。
高校生のときの体育の成績は「1」。
10分走っただけで足が動かなくなったこともある。

そんなヒョロヒョロだった今井紀明が、
2017年4月、サハラ砂漠マラソンを完走しました。

「のりさん(今井の愛称)、大人の言うてることなんて信用できひんわ」
そんなふうに語る高校生が、
ちょっとでも「大人になっても挑戦できるんだ」
「信用できる大人もいるかもしれない」と思ってもらえたらいい。
そんな想いで、
通信・定時制高校の高校生を支援するNPOを経営する今井が
目標に掲げたのは、「サハラ砂漠マラソン完走」。

サハラ砂漠マラソンは、
世界最大級の砂漠であるサハラ砂漠を250km走る過酷なレース。
水以外の衣食住をすべて抱えて7日間を走りきります。

「無謀だけど、こういう変な挑戦をしたほうが、
“NPO”とか”高校生支援”とかがよくわからないひとにも
知ってもらう機会になるかもしれないと思って」と今井は語りました。

2016年8月、クラウドファンディングで
183名の方から520万円のご支援をいただき、
100万円をサハラ砂漠マラソンにかかる経費に、
420万円をNPOでの高校生を支援する活動に充てました。

練習を重ね、情報を集め、いよいよ迎えた当日。

最初の難関は熱中症と食料不足。
準備不足だったと悔しがりながら、空腹に耐えました。
横目でリタイアしてゆく選手も見ながら、一番こたえたのは
共に走ってきた仲間のリタイアでした。
そして、足の怪我をした翌日に、
夜から朝にかけて2日間を80km走るオーバーナイトランがありました。
怪我の痛みをこらえ、ヘッドライトを頼りに、真っ暗な砂漠を走り続けます。

サハラ砂漠マラソンを走る選手に、メッセージを送るシステムがあり、
日本からは、たくさんの方々から今井に激励メッセージが届きました。
今井は後々、
「ひとりで走っている気がしなかった」と語ります。

ついに最終ステージを終えて、完走を果たしました。

サハラ砂漠マラソンを振り返ると、
「のりさんに元気もらったわ」「できるもんやな」という高校生・卒業生からのメッセージを、たくさん受け取りました。
また、「NPO」になんて、まったく興味がなかったという方々からも、「DxPっておもしろいね!」「日本の若者がこんなに苦しいなんて知らなかった」という声を耳にしました。
サハラ砂漠マラソンに参加した他国の選手からも、「ユースの支援は重要だ」「日本のユースを支援する今井に寄付したい」という言葉ももらいました。
今井の挑戦をきっかけに、大阪マラソンのチャリティランナーに挑戦したひともいました。
レースの中継でパソコンの前で釘付けになっていた人も。
忙しいのにレース中の今井に宛てたメッセージを書いた人も。

そんなたくさんの人が、今井紀明のサハラ砂漠マラソンに関わりました。

マラソンは、自分との戦い。

けれど、たくさんの人と一緒に走ることができたこのチャレンジは
挑戦する前には見ることができなかった未来を、
たくさん見せてくれました。

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